骨粗しょう症
OSTEOPOROSIS
骨粗しょう症について
骨粗しょう症とは、加齢や生活習慣などのさまざまな原因により、骨が徐々にもろくなっていく病気です。私たちの骨は日々新陳代謝しており、骨を生成する骨芽細胞と骨を破壊する破骨細胞のバランスによって健康を維持しています。しかし、運動不足や不適切な食生活により、骨の生成と破壊のバランスが失われると、骨が破壊される速度が生成を超えてしまい、骨の密度が次第に減少していきます。進行により骨が次々と損傷し、わずかな衝撃でも骨折するリスクが高まります。なかには、くしゃみをするだけで骨折する症例もあるため、注意が必要です。
症状
骨粗しょう症の多くは痛みを伴いませんが、わずかな衝撃でも骨折を引き起こす可能性があります。骨がもろくなっているために、つまずいて手をついたり、転んで尻餅をついたり、くしゃみをしたりするだけでも骨折につながるのです。さらに問題なのは、骨粗しょう症は自覚症状がほとんどなく、骨折してから初めて診断されることが多い点です。
骨粗しょう症の発症は、閉経後の女性に多いですが、最近では男性や若年者でも症状がみられるケースが増えています。その原因には、日光を全く浴びないデスクワークが1日の大部分を占めている現代生活が挙げられます。
骨密度検査を行っています
骨の強さを表す指標を「骨密度」といいます。骨密度検査ではX線や超音波を利用し、骨の内部に含まれるカルシウムやミネラルの量や状態を測定でき、骨粗しょう症に関する適切な診断が可能です。骨密度検査は、骨の健康を知る上で重要度の高い検査といえます。骨粗しょう症は女性に多い症例ですので、40歳以上になりましたら定期的な骨密度検査を受けましょう。
こんな方に検査をお勧めします
- 高齢者
- 動脈硬化
- 閉経後の女性
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 関節リウマチ
- 長期的にステロイド薬を使用している
- 副甲状腺機能亢進症
- 日光に当たる機会が少ない、または運動不足
- 糖尿病
- カルシウムの摂取量が少ない、無理なダイエットをしている、偏食がある
- 慢性腎臓病(CKD)
管理栄養士による栄養相談を
行っています
- 保険適用
- 1対1の個別相談なので、安心してお話できます
- ご夫婦での参加も歓迎します
当院では、管理栄養士による栄養相談を行っています。糖尿病、高血圧、コレステロール、中性脂肪、体重を減らしたい、痛風・腎臓病など、お困りのことはございませんか?管理栄養士に、お食事の相談を是非してみてください。
開催日時
毎月 第2月曜日の14:00~17:00
お申し込み方法
受付、またはお電話(048-281-5210)でお問い合わせください。